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臨時休診のお知らせ/年末年始の休診 12月29日から1月4日まで
おむつかぶれ

おむつかぶれ

おむつかぶれでお悩みの保護者の方へDIAPER DERMATITIS

赤ちゃんのおしりが赤い、ヒリヒリして泣いてしまう。
そんなとき、ご家族の不安はとても大きいですよね。おむつかぶれは多くの赤ちゃんに起こる身近な皮膚トラブルですが、正しいケアで早く楽になります。当院では、毎日のケアからお薬の使い分けまで、やさしく丁寧にサポートします。

おむつかぶれとは

おしっこやうんちの刺激、湿り、こすれが主な原因です。
とくに下痢やうんちの回数が多いと悪化しやすくなります。こすり過ぎの拭き取りや、香料・アルコール入り製品も刺激になります。 長引く、ぶつぶつが出る、境界がくっきり赤い場合は「カンジダ(真菌)」や細菌感染を合併していることがあります。

■こんなサインは要チェック

  • 赤み、ヒリヒリ、かさつき、うろこ状の皮むけ
  • 点々としたブツブツや膿をもつプツプツ
  • じゅくじゅく、びらん(ただれ)、出血
  • 肛門のまわりが鮮やかな赤で痛がる(溶連菌などのことも)
  • 2〜3日ケアしても改善しない、広がってきた、発熱がある

今日からできるおうちケア
~基本の5ステップ~

やさしく洗う

ぬるま湯で、こすらず押さえるように洗います。 便のときだけ少量の低刺激の石けんを。アルコール・香料強めの製品は避けましょう。 おしりふきは、しみるときはやめて、水やコットンでのふき取りが安心です。

しっかり乾かす

タオルでポンポンと押さえて水分をとります。
できれば数分、おむつを外して“乾かす時間”を作ります。

バリアで守る

ワセリンや亜鉛華(酸化亜鉛)などのバリアクリームを薄く、こすらず塗ります。就寝前や下痢時は、少し厚めに“保護のフタ”をするイメージで。

おむつ・衣服を
見直す

吸収性の良いおむつを選び、サイズが小さすぎないかチェック。
股付近の締め付けをゆるめ、むれにくい服装に。

こまめに交換

うんちはすぐ交換。おしっこもいつもより少しこまめに。ベビーパウダーは赤ちゃんが吸い込んでしまうリスクがあるため、基本的に不要です。

受診の目安

迷ったら、早めにご相談ください。重症化を防ぎ、赤ちゃんのつらさを短くできます。

  • 2〜3日のホームケアで良くならない
  • 強い赤み、じゅくじゅく、ブツブツ・膿疱がある。
  • 痛がって眠れない、触ると強く泣く、発熱がある。
  • 肛門周囲が鮮やかな赤で、境目がくっきりしている。
  • 何度も繰り返す、保育園で悪化しやすい。

当院でできること

  • 皮膚の状態を丁寧に診察し、原因を見極めます。
  • 強い炎症には、赤ちゃんに使える弱めのステロイドを短期間で。
  • カンジダが疑われる場合は、抗真菌薬を併用し早く治します。
  • 細菌感染があれば、適切な抗菌薬治療を行います。
  • おむつ交換・洗い方・塗り方を、診察室で実演。ご家庭で再現できるようお伝えします。
  • 下痢や離乳食との関係、再発予防のコツも個別にご提案します。

よくあるご質問

Q.紙おむつと布おむつ、どちらが良い?
どちらもOKです。
大切なのは、むれにくさと清潔を保てるか。吸収性とサイズを優先しましょう。
Q.おしりふきは使っても大丈夫?
しみるときは中止し、水やコットンでのやさしい洗浄に。アルコール・香料・防腐剤が強いものは避けます。
Q.消毒は必要?
皮膚を刺激するため不要です。ぬるま湯洗浄+バリアで十分です。
Q.食物アレルギーが原因?
多くは刺激やむれが原因です。下痢のときや新しい食材の開始直後は悪化しやすいので、こまめなケアが大切です。

受診時にお持ちいただきたいもの

  • 使っているおむつ・おしりふき・保護剤の名前
  • これまで使ったお薬(あれば現物)
  • ひどいときの患部写真(スマホでOK)
  • 便の回数や、おむつ交換の回数メモ
  • 情報があると、最短で効果的な治療につながります。

再発防止のチェックリスト

  • 交換はこまめにできていますか?
  • こすらず洗い、よく乾かせていますか?
  • バリアは“薄く広く”、就寝前は“少し厚め”にできていますか?
  • サイズやフィット感は今の月齢に合っていますか?
  • 下痢の時期にはケアを一段階強化できていますか?

まずはお気軽にご相談ください

「これっておむつかぶれ?」「この薬、続けても大丈夫?」という不安も、当院で解消できます。
西宮市甲子園口にあるいろどり・みやしたこどもクリニックでは、おむつかぶれの診療を行っています。おむつかぶれは、適切なケアで必ず良くなります。ひとりで悩まず、早めにご相談ください。